Refuse 失敗

毎日飲むコーヒーの豆のパッケージ、これは簡単に減らせるだろうと高を括っていた。

先日、コーヒーの粉がちょうどなくなったので、今までは近所のスーパーで豆を買っていたが、パッケージレスで買いたいがため、量り売りの店を探した。
そして、近場で量り売りでコーヒー豆が買えそうなK◯◯◯◯へと向かった。


店頭で、意気揚々と持参した缶を片手に、缶に豆を直接入れてもらうことはできるか尋ねたところ、

不審者を見るかのような、困惑した冷たい目線で…断られた。
(失敗に落ち込み、心を閉ざして何も買わずに帰りました)
後から調べると、いかにも量り売り風にコーヒー豆が店頭に展示されているのだが、あらかじめ200グラム単位で袋詰めされているコーヒー豆を販売しているようだ。
仮に対応してくれたとしても、プラスチックのパッケージから缶の容器に移し替えるという意味不明な行為を強要するところだった。
Refuse失敗、というか完全に独り相撲だった。

 

コーヒー豆をパッケージフリーで購入したい場合、生豆から焙煎しているようなお店が確実だろうか?
そんな個人店がある事を思い出したものの、自転車で30分はかかる場所にある…

涼しくなったらチャレンジしてみよう。 

洗濯用洗剤を見直す

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一人暮らしをしていた頃、繰り返し身体に出る原因不明の湿疹に悩まされていたが、肌に直接触れる物を洗う際に洗濯用石けんを使うようになってからひどい湿疹は出なくなった。

そして、粉石けんは水が冷たい時期など溶け残ったりして上手く使えず、液体石けんを使うようになった。

しかし、5年以上使い続けているこの液体石けんは、詰め替え用のプラスチックのパッケージに入っているのだ。

プラスチック容器の弊害(リサイクルコスト、ダウンサイクル、リサイクルとしてゴミに出してもそもそもリサイクルすらされていない可能性…等々) を知るにつけどうにかしたいと思いはじめた。

そこで、今回この液体石けんを同じメーカーの紙のパッケージに入った粉石けんに替えてみた。

この紙のパッケージは内側がビニールコーティングされている上、そもそも私が住む自治体のホームページを調べると、洗剤のパッケージは匂いが付いているということでリサイクル不可だった。少々モヤモヤするが、液体石けんは補充しなければならないサイクルも短いし、プラよりは紙がいいだろうという結論に至った。

洗濯洗剤としても、夏ということもあって石けんは簡単に溶けて泡立ちも全く問題がなかった。そしてなにより液体石けんより安い。

また、ソープナッツを併用すると、規定量よりも少ない洗剤の量でもよく泡立ち、洗い上がりも良かった。

長年惰性で同じ洗剤を使い続けてきたが、ゼロウェイストやPlastic Freeの存在を知った事で見直す事ができて良かった。

ただ、プラスチックの軽量カップが入っていたので、今後は他の粉石けんも試してみようと思う。

ゴミ箱の小さな変化

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ゴミ箱には、レジ袋やショッピングバッグなどのビニール袋を入れて使っていたが、

ビニール袋の代わりに、ポスティングされたチラシや梱包材として使われていた紙などを袋状に折ってゴミ箱に入れて使うようになった。

ビニール袋がかけられていたゴミ箱はとても残念な姿に見えていたのに、紙の素材というだけであまり不快感がない事に気付く。

またYouTubeで学習した、紙を袋状に折る作業も意外と楽しい。 

 

 

 

ゼロウェイスト/購入した物

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【買って良かったもの】

・1000回使えるコーヒーフィルター

今まで使い捨ての紙のフィルターを買っていた。

使用後はコーヒーのかすを取り除き、軽く水洗いして干しておけばカラッと乾くので手入れも想像以上に楽だった。コーヒーの味も変わらず全く問題なし。

 

・プロデュースバッグ
パンや葉物野菜を買う際には欠かせない存在となった。

ただ、こんな巾着袋すら手作りできない不器用さについては心底恥じている。

 

【経過観察中のもの】

・野菜ブラシとタワシ(買い替え)

木製のブラシなので、日本ではカビが生えそうだなと思っていた矢先、早速黒ずんできた。
でも、ブラシ部分も含め天然素材でできている上に作りもしっかりしているので、古くなっても掃除用に格下げして長く使えそう。
今後も使ってみて問題がなければ 、今後100均のプラスチックのブラシを買うのはやめようと思った。

 

・ランドリーナッツ

天然界面活性剤のサポニンが含まれており、洗濯用洗剤の代わりや補助になり、柔軟剤の働きもあるという。

肥料も農薬も一切使わないムクロジの木の実という100パーセント天然素材なのが嬉しい。

ナッツを入れると洗濯用石けんを少なくしても泡立ちが良くなったし、ナッツ自体は独特な臭いがあるものの、洗濯物の臭いも気にならなかった。ナッツは洗濯物と一緒に洗い、そのまま一緒に干せばよいので、手入れも楽だった。

ただ、問題なのは通販でないと購入できないのと、コストパフォーマンスの点と、堆肥にできなければこれもゴミになるという点。

 

【買って失敗したもの】

・食器用のバンブースポンジ(買い替え)

竹の繊維でできているということで素材に惹かれ、ちょうど使っていたスポンジが寿命だったこともあり買い替えた。

だが、今まで使っていたスコッチブライトの使い易さに慣れきっていたため、かなり使いにくい。

 今までのスポンジも、半分はセルロースからできているので良しとしようか…

 

以上

ゼロウェイストに購買意欲を刺激されてどうすると自分で突っ込まずにはいられないが、

漫然と買っていた日用品を、少しでもエコフレンドリーなものに変えていけたらいいなと思う。

無意識の消費行動

「あーっ!ゼロウェイストに反してるっ!!」

連れ合いのその声を聞いてハッとした。

カフェでサンドイッチを頼んで席についた時、私は、長年の癖なのか(真夏の暑さにやられたのか)無意識のうちに、ビニール袋に入っているおしぼりを開けて使っていたのだ。

ゼロウェイストを知る前は、何も考えず当たり前の様に使っていたこのおしぼりだが、化粧室で手を洗えばいいだけのこと。

Refuseを徹底しようと決めた矢先の出来事だったので自分にがっかりした。

 この失敗を機に、

【飲食店等で不要な物(おしぼり、ストロー、ポーションミルク、その他クーポンなど)を出された場合、すぐにその場で返して受け取らない】

というルールを設定した。

(今までは、その場で突き返すのも不躾の様な気がして、帰り際に店員さんに未使用の旨伝えて返却していた)

 また、ゼロウェイストに反してるっ!と指摘し合うという小学生的揚げ足取りゲームが、最近家庭内での日常となった。

まだまだ修行が足りない。

 

 

 

 

 

 

 

ゼロウェイスト/1カ月後の効果

ベア・ジョンソン著の『ゼロウェイストホーム』を図書館で偶然見つけ、ゼロウェイストの存在を知ったのが数ヶ月前のこと。

当初、読みながらこれは絶対に真似できない、日本ではまだまだ未来の話だろうと「ゼロウェイスト」はそのまま私の中で封印されていた。

しかしどうしても気になってしまい色々と調べているうち、日本でも実践しておられる方の存在を知り背中を押された。

今はまだlow waste と呼ぶにも憚られるようなレベルだが、それでも目に見えた効果があった。

 

・1ヶ月の食費が1万円以上減った

ペットボトルの飲み水を買わなかった点と、

パッケージレスで買える野菜を消費する量が増えた一方、加工食品を買う事が格段に減ったという点が大きい。

今後は、嗜好品の消費量をもう少し減らしたい。

 

・ゴミの量が半分以上減った

あらゆる場面で不要な物は断るようにし、レジ袋やビニール袋は、ほとんど断ることができた。

そして、ビニール袋をゴミ箱にセットし、ゴミを小分けにして捨てる行為をやめた。

生ゴミなど小分けのゴミ袋が必要な場合、商品のパッケージ袋などを取っておき再利用することにした。

ゴミに占めるレジ袋やビニール袋の割合が、かなりのものであった事に気付いた。

 

・生ゴミが減り、臭いが気にならなくなった

コンポストは実行できていないが、野菜や果物など、なるべく食べられる部分を増やそうと意識し始めた。

そして、今までスーパーで貰う小さいビニール袋に毎日生ゴミを入れ小分けに縛って捨てていたが、

生ゴミはなるべく乾燥させ乾かし、ゴミに出すまで冷凍庫にしまうようにした。

これだけで生ゴミの嵩は少し減り、一つの袋にまとめて生ゴミを溜めて入れているが冷凍しているので臭わなくなった。

 

・ 物を捨てる事に罪悪感を感じるようになった

これはある意味では負の側面かもしれないが、一方で、ゴミになる物を断ったり買わない事で、余計なゴミを捨てずに済んだという喜びはこれに勝る。

また、物を増やす事に慎重になるので、余計な買い物は減るはず。

 

・消耗品の寿命が延びる(予定)

今あるものを大切に使うようにし、消耗品も徹底的に使い倒すことにした。

 

・ゼロウェイストは意外と面白い!

過剰に便利すぎる生活を見直すきっかけとなるし、

キャンプにも似た楽しさがある。

 

とりあえず、小さい事でも積み重ねていきたい。

 

 

 

ネット通販、依存から脱却できるか

先日、極力ネットでの買い物を控えようと決意したはずなのだが、

数えてみると7月の1ヶ月間で、5回もネット通販を利用していた。

 じゃあ決意する以前は、どれだけのペースで買い物をしていたんだろう。

思い返せば、毎週のように段ボールのゴミ出しをするのが日常だったので、その異常な多さは推して知るべしだ…。

 ここ数年間で、急速にネットで頻繁に買い物をするようになり、今や生活に欠かせないもののようになってしまった。

 5、6年くらい前までは、通販を利用するのは年に数回だった筈なのに、なぜここまで生活に浸透してしまったのだろう。

 

考えられる理由

・近場の店舗に売っていない食品・日用品を購入している

・ネットだと実店舗よりも安く購入できる事が多い

・◯◯ポイントが付くサイトで頻繁に購入しており、エンドレスでポイントを利用している

・車を所有していないので、米など重い物を購入している

・徒歩と電車で行ける範囲で目的の物を探すのが面倒

・リピート購入している物があり、やめられない

・狭小住宅なので、在庫を持たないようにしていた

宅配ボックスがあるため、配達の人とほぼ会わないので頻繁に買い物しても気まずさがない

・思い立って簡単に買い物できてしまうため、予定外の買い物をしている

・ネット上でかつクレジットカード決済という方法で買い物すると、身銭を切っている感覚が薄まる

 

こうして書き連ねてみると、仮に安く購入できていたとしても、安易な買い物が増え、トータルでみれば無駄に買い物をしているのではないかという疑念が生じる。

また結局のところ、利便性を優先して無駄にゴミを増やしていたことがわかった。

 とりあえず、常にログイン状態だった◯◯サイトをログアウト、アプリをアンインストールした。


また、今後の目標として、

・実店舗で買える物は実店舗で、予定を立てて買い物する

・ネット通販の利用は、計画的に月2回までとする(月1回というのは達成できなかったため、とりあえず緩和)

・確実に必要な食品や日用品は、収納できる範囲でまとめて購入する

・安易に買い物してしまう元凶となっている◯◯サイトでの購入を極力やめ、最終的には◯◯カードを解約したい

・過剰包装のa◯◯◯◯◯サイトでも購入しない

 

そしてもちろん、

通信欄には簡易包装をお願いする記載を忘れないようにしよう。