冬のエコな友達 fashy 社の湯たんぽくま
毎年冬になると大活躍してくれるのが、彼。
湯たんぽのくまである。
これさえあれば、布団の中は十分暖かく、電気毛布などはいらない。
かれこれ20年以上も前に買ったものだ。
ドイツfashy 社のもので、こんなに長く使っているのに湯たんぽは全然劣化していない。
高品質な事は実証済みなので、例え劣化して使えなくなったとしても、確実にまた同じ物を買うだろう。
流石にくまの服の袖は黄ばんでしまい、格好を見ると時代を感じるが、表情はなんともいえない味わいがある。
20年経っても、彼に初めて会った日のときめきは変わらない…
湯たんぽではなく、「マルク」という名前を付けて呼んでいる(当時のドイツ通貨に因んで、勢いで付けたDQNネームだ)。
今売っているくまよりも、断然可愛いと思うのは親バカの心情かしら?
3以上の数は把握できなくなる
とある本で、人間はもともと3以上の数は脳内で管理できない云々、という話を読んだ。
ローマ数字、漢数字、アラビア数字も「3」までは単純に三つの線を組み合わせてできていることからも、説明できるらしい。
確かに、自分の物であっても同じ物が三つ以上あると、
途端にいくつあるのかあやふやになってくる。
たとえば、靴下は何足持っている?
と突然刑事に詰問されることがあったとしても、
正確には答えられない人が多いのではないだろうか。
そこで、下着、靴下、タイツ、インナー、シャツなど、
複数枚必要な物についても、
種類ごとに「3枚」を上限とすることにした。
洗濯を毎日していれば、むしろ2つでも足りるくらいだ。
(例外として、過去に入院した経験から、
下着は少なすぎるとちょっと恐怖心があるのでプラス一枚予備あり)
タオルも種類ごとに一人3枚あれば十分。
同じ種類の物は3つ以上持たないと決めると、
持ち物の在庫が、脳内でだいたい管理できるので物の管理が格段に楽になる。
収納も少なくて済むし、
劣化して買い換える以外は、買い足す事もないので無駄な出費も減る。
思い返すと、
かつて同居人は、実家から30足以上の靴下をもってやってきた。
そして未だに実家から、時折靴下の差し入れがある。
(何か靴下にまつわる壮絶なトラウマが、夫の母にはあるのかも知れない)
ローテーションで、一足について履く回数が少なくても
一度洗濯した靴下は年月を経るとゴムなどどんどん劣化していく。
くたびれた靴下が詰まった収納は、なんともみすぼらしいものである。
3足なら、収納するまでもなくスッキリしている。
セカンドハンドで購入した服
古着屋の臭いが苦手で、今まであまり古着を購入したことはなかったのだが、
ベア・ジョンソンの『ゼロウェイスト ホーム』を読んでから、セカンドハンドに俄然興味を持った。
以下、購入した物の紹介と反省。
➀ 某z○z○ usedで購入したスカート
コンディションAで、数回着用した程度と記載されていたが、
「数回」と言い張るのには無理があるダメージ感だった。
「こんなものか…」と諦め、
数回洗濯したところ、一気にボロボロになった。
ダメ元でBOOKOFFの古着買取に持って行ったが、案の定買取拒否される。
何度か着たものの、結局短い期間で捨てる事になってしまったのでこれは失敗だった。
➁某z○z○ usedで購入したニット
写真で見てある程度厚みがあると思っていたら、
届いてみるとかなりの薄手で、縮んでしまっているのかサイズも小さい。
これは、こちらの勝手な思い込みなので仕方ない。
しかし、やはりコンディションAにもかかわらず、
引っ掛けてできた大きな引きつれが何箇所もあった。
また、古着独特の匂いは3回手洗いしても落としきれず、なんとなく臭う。
結局、一度も着ないままBOOKOFFで買い取ってもらうことにした(購入価格の10分の1の値段で売れた)。
これは大失敗だった。
➂メルカリで買ったカーディガン
アウトドア専門店で試着したがサイズがなく、諦めたメリノウールのカーディガンが、
偶然にもメルカリに出品されていたので購入した。
届いてみると、タグの付いた新品未使用なのだが、何故かカビ臭い。
2回ほど念入りに手洗いしたら、匂いは取れた。
結果としては、半額程の値段で良い物を購入できたので良かった。
反省とまとめ
・古着は一見綺麗に見えても、物としての寿命が突然訪れる可能性がある。
・いくら手軽でも、ネットで現物を見ずに古着を買うのはリスクが大きい。
・z○z○ usedのコンディションは信用できない(今回の反省から退会した)。
1年間服を買わないチャレンジ
今年やってみた事の一つに「1年間服を買わないチャレンジ」というのがある。
読んで字のごとくの挑戦で、
1年間、一切の服を買わないつもりでスタートした。
しかし、高すぎる目標を掲げては失敗するという事を人生で幾度となく繰り返してきたので、なんとなく予期していたのだが、
新年早々に挫折することとなった。
もともと持っている服の数が少ないため、
下着、靴下、インナーは、色褪せたり穴が空いたりして、途中で劣化してしまったのだ。
そこでこれらは、例外として、買い換えならば購入して良いというルールにした。
また、古着・セカンドハンドならばゼロウェイスト的には良いであろうという事で、
セカンドハンドでならば購入しても良いというルールも途中で設け、
中古品を3点購入する。
しかし、ネットで買ったので、これはことごとく失敗してしまった(これについては、またの機会に)。
また、今年は何度か山やトレッキングへ行く機会があった。
山用シューズを持っておらず、普通のスニーカーで途中まで耐えていたのだが、
すれ違う人の<山を舐めるな>という厳しい視線を何度か感じ、
また、雨の日には酷い目にあったため山用シューズを購入。
アウターなどは自転車用のジャケットで代用したが、特に問題はなかった。
そんなこんなでこの一年、
結局は色々買ってしまったのだが、
例年に比べると買い物の量はかなり減ったし、チャレンジ自体は楽しかった。
全体の服の総量が減ったので、クローゼットの風通しも良くなってきた。
さらに、靴下ならば三足まで、という様に種類別でアイテムの上限を決めたので、
持っている服の数を全て把握できるようになった。
これで、買い換え以外のなんとなくの買い足しが無くなった。
そして、目的もなくデパートで服を見たりする事がほぼなくなった。
気分転換に見たりはするけれど。
来年は、服に限らず、買い換えなければならない物など「買っても良い物リスト」をあらかじめ作っておこうと思う。
もう、生きていく上で必要な物は全て揃っているのだ。
必要最低限の物を計画的に購入することにしよう。
消耗品の寿命、それ本当?
ネットサーフィンをしていると、たまに見かける記事がある。
消耗品の寿命は○年!?とかいうやつである。
このような記事によると、たとえば歯ブラシの寿命は約 一ヶ月だという。
歯科医が出てきたりして、必要以上に煽ってくる。
数ヶ月も同じ歯ブラシを使っていると、雑菌だらけになり、歯や歯茎にも悪いそうだ。
加えて、アンケート結果なども出てきたりして、
何ヶ月も歯ブラシを変えないのは、それ自体恥ずかしい事であるかのような気持ちにさせられる。
この一ヶ月基準によれば、ドン引きされるくらい長い期間同じ歯ブラシを使っているが、
ここ10年虫歯にもなっていないし、歯周病でもない。
(人から褒められる事など何もない日々だが、
歯医者の定期検診では唯一、「よく磨けていますね」と言われる)
また別の記事によれば、
下着の寿命は週2回の着用で1年だという。
[そんなの、その下着の質によるだろーが!!]
という単純なツッコミさえ許されない雰囲気。
なぜなら、運気が下がるとか、布は邪気を吸うとか、スピリチュアルな言説すら飛び出すのだ。
人類の歴史で、毎日綺麗な下着を身に付けられるようになったのなんて
先進国のここ数十年の話だろうに。
こういうのは大概、
モノをなるべく買い替えさせるための、メーカーや広告代理店の煽りであることは言うまでもない。
あの手この手で消費を促そうとしても、
ミレニアル世代の多くは騙されないでしょう。
——-消耗品でもモノは必要以上に買い替えないし、溜め込まないし、とことん使い倒す——-
環境に優しい事になら、財布の紐も多少緩むかもしれないけれど。
ビニール袋氾濫社会、ニッポン
先日、久々に郵便局で切手を買う機会があった。
スーパーなどと違って、袋を断るぞっ!という気合いを入れていなかったため、
タイミングを逃してしまい、切手は薄いビニール袋に入れられてしまった。
(こういう場合は、後からでもなるべく袋を返すようにしている)
また時折、100円ショップで指定のゴミ袋を買うのだが、
毎回たった一点買うだけなのに、
断らなければ小さな手提げのビニール袋に入れられてしまう。
またある時は、金券ショップで新幹線のチケットを買ったら、
チケット数枚が、丁寧にカード用の袋に入っていた。
切手一枚だろうが、
鞄やポケットに入る様な小さな物だろうが、
頼みもしないのに、当たり前のように袋が出てくる。
そもそも受け取る物が小さすぎて、エコバッグすら必要がないのに、
ビニール袋が登場するのだ。
…こんな国って日本だけですよね?
こういう包装面での過度な気遣いや丁寧さを、
間違っても、「おもてなし」とか、ましてや「クールジャパン」なんて呼ばないで欲しい、というのが勝手な希望です。
マイクロプラスチックを撒き散らしていた身近なモノ
天気の良い土曜日の朝、
布団を干そうと布団用の大きな洗濯バサミを手にすると、表面がざらざらしている。
随分前からこの様な状態なので、特に気にも止めていなかったのだが、
布団を挟んだ次の瞬間、
キラキラと細かい粉の様な物が目の前を舞った。
プラスチック製の洗濯ばさみが経年劣化し、その表面が粉状になっていたのだ。
近年日本でも取り上げられる様になったマイクロプラスチックを目視した瞬間だった。
プラスチック部分は劣化していても、ステンレスのバネ部分は全く問題なく、
布団を挟む本来の役割は果たしている。
ただ、布団を干すたびに、周辺に無数のマイクロプラスチックを撒き散らしていたのだ。
布団に沢山付けたまま、家の中にも取り込んでいただろう。
今まで、
プラスチックがいくら問題視されても、
既に家にあるプラスチック製品を一掃したり、使える物をゴミにするのは、本末転倒だと思っていた。
ただ、今回だけは我慢ならず捨てる事にした。
数年前にホームセンターで購入したもので、結構丈夫な作りだと思っていたが、
やはりプラスチックの経年劣化は早い。