ミソフォニア 音嫌悪 音恐怖症

人の出す音に不快感を感じる、

ミソフォニアという病名があるようだ。

 

自分がミソフォニアなのか否かわからないが

数年前から職場でなにかと大きな音を立てる人がいて

時々とても不快な思いをしている。

 

その日の機嫌なのか体調なのか、

ドタバタ歩く、

ガシャン!と物を投げるように置く、

引き出しやドアを勢いよく閉めたり、

なにかと大きな音を立てる人がいて、気になってストレスを感じてしまう。

 

大きな音を出して牽制している?

マウンティングの一種?

自分がイライラしてるからって、大きな音を出して人を不快にさせたいのだろうか。

 

とりわけ、女性が出す音に過剰に反応してしまう。

男性、とくに年配の男性と比較すると、

同じ女性なら共感してくれるだろうという思いが強くなってしまうのかもしれない。

 

もしかして、女性はかくあるべきという自分の中にある偏見なのだろうか。

自分の立てる音に無頓着な人は男女関わらず存在するはずなのに。

 

その本人は、大きな音を立てまくった後も、

悪びれもせず普通に話しかけてきたりするので

悪意はないのかもしれない。

 

(しかし、自分の出す音に無頓着そうな人から怖い話を聞いたこともある。

「嫌いな人の席の真横で、

威圧感を与えるために、わざと作業したりしてるんだよねー」と。

そんな意地の悪いことを実践したり

それをわざわざ報告するって、なんなの?怖い

怖くて夢にまでみたわ!)

 

考えてみると、仕事中であっても

工事現場の音、

道路を行き交う車の街の雑踏などは気にならない。

そこには他意が感じられないからだろう。

 

たいした音でなくても、

その人が故意に出しているのではないかと一瞬でも脳裏をよぎってしまうと

不快感、嫌悪感、恐怖感が募るのだ。

 

大きな音を目の前でたてられると、

PC作業をしていても手が止まり、一瞬目の前が真っ白になってしまう。

 

でも「人の考えている事はわからない」と

河合隼雄も(たぶん)言っていたけれど

目の前にいる人が何故その様な行動をとるのかなんて

わかる筈はないのだ。

 

恣意的に感じられる音も、

工事現場の音と思えばいいじゃないか。

 

イライラがマックスに達しそうになっても

「うるさいんですけど!」と相手にキレてはいけない。

(『金閣寺』で世界を変えるのは認識だと言った柏木に対して

世界を変えるのは行為だ!と言った溝口が最悪な結末を迎えたように)

 

キレる以外で、具体的な対処方法を身につける他ない。

 

①音が気になったら

席を立ち、気分転換にトイレに行く。

 

②断続的に音を出される時は、なるべくその場から離れて作業する。

 

③また自分の心身の状態も疑ってみよう。

バイオリズム的に過敏になりやすい時期とか

ストレスが溜まっているとか

前日に酒を飲んでいるから、調子が悪いのかなとか。

 

④大きな音を立てられたら、

びっくりした様子で、その人をじっと見つめてみるのもいいかもしれない。

その引き出し壊れてるんですかね?

その金庫の蝶番、壊れてるんですかね大きな音がしますよね?

とか話してみても良いかも。

 

⑤また、HSP気質であるから仕方ないとありのまま受け入れる。

 

ストレスが全くない生活、世界というのも

張り合いがなくなるし、

幸福も感じにくくなるそうだ。

 

ストレスが全くないとストレス耐性が弱まり、

どうでもいいこと、どうにもならない事、生い立ち、過去の出来事などにストレスを感じ始める。

認知症になりやすいという説もあるそうだ。